Panama Canalパナマ運河の魅力
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パナマ運河
パナマ運河ついて
パナマ運河の歴史
1914年に開通した、北米大陸と南米大陸を結ぶパナマ地峡を横断し、大西洋と太平洋を結ぶ運河です。1869年に開通したスエズ運河に次いで建設され、今では交通の要衝であり、クルーズ客船の観光の目玉ともなっています。
1881年、パナマ運河会社が発足し、レセップスによって着工されましたが、技術的に難航して会社が倒産、中断してしまいました。工事再開を巡り、フランス国内では1892年にパナマ事件という汚職事件が起き、フランスによるパナマ運河建設は暗礁に乗り上げ、失敗してしまいます。
1903年、アメリカのルーズベルト大統領がコロンビアに介入してパナマ共和国を独立させ、建設権を獲得。1904年に工事に着工し、1914年に完成、使用を開始しました。
スエズ運河は砂漠の平地に造られ、同じ高さの海面を結んでいる海面式ですが、このパナマ運河は一部の湖を利用していますが、内陸に最高海抜26mの山があるので、運河を階段状につなげる閘門式を採用しています。
パナマ運河とは
パナマ共和国のパナマ地峡を開削して造られた大西洋と太平洋を結ぶ、3つの閘門(こうもん)と3つの人工湖を繋いだ全長80kmの運河です。年間平均13,000隻を超える船舶が通航し、交通の要衝、そして人気観光地の一つともなっています。パナマ運河の閘門式を採用しており、通過できる船のサイズは、船幅:32.3m、長さ:294.1m、喫水:12mとなっており、その最大サイズを通称「パナマックス」と呼んでいます。パナマ運河の通航時間はおよそ9時間、大西洋から太平洋を抜ける雄大な景色と、限られた船でしか通過できない迫力の景観をお楽しみください。
パナマ運河の場所
パナマ運河の通航の仕組み
パナマ運河通過の仕組みは、閘門(水門)で仕切ったドックに注水・排水して水面の高さを調節することで、船を昇降させます。この水のエレベータ-により船を上昇させ、海抜26メートルの高さにあるガツン湖を通過します。カリブ海岸のコロンからガツン湖、ゲイラード水路を通り、太平洋岸のバルボアに通じています。その間には、ガツン閘門、ペドロ・ミゲル閘門、ミラフローレス閘門の3ヶ所の閘門と、それぞれ2つの水路(レーン)があります。
パナマ運河運航シーズンと見どころ
クルーズ客船で通航するパナマ運河はアラスカやヨーロッパのクルーズの運航シーズンを迎える春頃と運航シーズンが終盤を迎える秋頃に多く設定される傾向にあります。ベストなシーズンにベストな海域へ船を移動させる際に、パナマ運河を通航するためです。
その為、パナマ運河通航クルーズは比較的クルーズ期間が長く、2週間前後のものが主流です。
また太平洋から大西洋へ抜ける「東行きコース」と大西洋から太平洋へ抜ける「西行きコース」とがありますが、全行程の時差等を考えると「西行きコース」の方が体に優しいコースです。
また、船会社によってはカリブ海クルーズに組み合わせて、大西洋側からパナマ運河へ入り、途中のガツン湖で折り返すコースもあります。このコースの場合、10泊前後でパナマ運河を体験することが可能です。
見どころは何といっても、閘門(ロック)の通航です。特に「パナマックス」型の客船の場合、閘門の岸壁ギリギリまで客船が迫り、手が届くのではないかというほどです。また水の力を利用しているので、浮き上がったり、沈んだりと水の階段を上るかのような体験は他で味わうことが出来ず新鮮で、まさに人類の叡智を感じることでしょう。
パナマ運河通航
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パナマ運河通航
(リージェント・セブンシーズ・クルーズ)
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